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●社長紳士録
大正製紙常務小泉礼太郎の大正製袋新社長への就任が決まり、猿丸部長の提案で新社長の歓迎パーティーが、クラブパピヨンで開かれた。折りしもパピヨンの開店5周年の記念日と重なり、マダム京子もすこぶる機嫌が良い。記念行事の椅子とりゲームの賞品がマダムのキスであることと、ライバル赤羽製袋の中西社長が出場とあって、最初はしりごんでいた礼太郎も発奮し、ゲームに参加したが、あえなく尾底骨を打って失格してしまった。翌日、杖を突いて痛めた臀部をかばいながら出勤した礼太郎は、富岡営業部長から、鹿児島の日本澱粉から契約解消の知らせがあったと聞いた。その裏には赤羽製袋があるかと、礼太郎が今度、鹿児島に出向くことが決まった。しかし臀部の痛みから礼太郎は病院に運び込まれ、人間ドックに入った。
人間ドックの結果、礼太郎はまれに見る健康と若さと診断され、礼太郎の社長就任と緊急入院のために延期になっていた、秘書原田と房代の結婚式に駆けつけた。
礼太郎は早速仕事にハッスルして鹿児島まで出張し、日本澱粉社長日当山隼人と交渉を始めた。しかしこの日当山がまた大変な変り者で、一筋縄でいかぬ男。礼太郎が一席設ければ、翌日には日当山が礼太郎らを接待。礼太郎の横に鹿児島No.1芸者の、はま勇をはべらせるかと思えば、別の座敷では、赤羽製袋中西社長に歓待され、ふたまたを掛けている。しかも男が好きで猿丸がお気に入りに。そんな日当山の出方をよそに、礼太郎は、はま勇に気に入られ、一緒にホテルへ。ところが、丁度新婚旅行に来ていた原田と房代に部屋の前でばったり見つかり、浮気は未遂に。
翌朝、鹿児島出身の房代が日当山と旧知であることが分かり、早速房代が日当山に連絡を取って、とりなしてくれた。その甲斐あって、日本澱粉は大正製袋との取引を継続することになった。
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