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サラリーマン清水港・続サラリーマン清水港
監督 松林宗恵
製作 藤本真澄
脚本 笠原良三
作品時間 92分/90分
DVD未発売(2007.9現在)

会社名 清水屋
業種 酒造
社長名 山本長五郎
ロケ地 東京、清水、松山、大阪

【配役】    
山本長五郎 ................  森繁久彌
同蝶子 ................  久慈あさみ
石井松太郎 ................  小林桂樹
同てつ ................  英百合子
大柾専務 ................  加東大介
小政工場長 ................  三木のり平
追分進吾 ................  夏木陽介
青木妙子 ................  藤山陽子
マダム千代子 ................  草笛光子
芸者〆蝶 ................  新珠三千代
黒田駒造 ................  東野英治郎
邱六漢 ................  フランキー堺
都田吉兵衛 ................  有島一郎
同時子 ................  一の宮あつ子
同京子 ................  司葉子
吉良仁吉 ................  河津清三郎
長吉(神戸屋) ................  宝田明
安濃徳次郎 ................  志村喬
大岩 ................  藤木悠
とく子 ................  丘照美
宿の女中 ................  中島そのみ
大瀬 ................  石田茂樹
法印 ................  児玉清
増川 ................  井上大助
仲居 ................  中北千枝子
ホステス ................  塩沢とき
すし屋 ................  柳家金語楼
専務車掌 ................  宇留木耕嗣
女中 ................  江端秀子
新聞配達 ................  大沢健三郎
社長運転手 ................  沢村いき雄


【あらすじ】ネタばれあり

●サラリーマン清水港
株式会社清水屋といえば一流の酒造会社である。清水屋にはその名も清水二十八人衆と知られた、口も八丁手も八丁の模範社員が控えていた。一方、ライバルの黒駒醸造はブラック・ホースというウィスキーを新造。これに対抗すべく清水屋はマウント・フジなる新ウィスキーを試作した。
そんなとき、中国のバイヤー邱六漢が、酒の大量買入のために日本にやってきた。社長長五郎と秘書課長石松は、邱六漢を料亭に招待したが、清水屋の特級酒「次郎長正宗」を邱六漢に合成酒とけなされてしまった。あわてた長五郎は、銀座のバー“バタフライ"に河岸をかえ、マウント・フジを持ち出したが、邱六漢は黒駒酒造のブラック・ホースに軍配を挙げた。
清水港をあげての清水屋創立五十周年記念行事祭典も、石松は同僚の妙子が、後輩の追分と婚約したことから、ショックで宴会芸にも気が入らない。その夜、ヤケクソとなった石松の飲む焼酎”清水湊”をなめた邱六漢の目が輝いた。その後、やけ酒の石松と邱六漢は酔っ払っての大喧嘩。石松は長五郎より禁酒を厳命される。
翌日、邱六漢は焼酎”清水湊”の大量契約を申し込んできた。早速社長と石松は原料の乾し芋を仕入れに四国に急行した。だが、社長の長五郎は〆蝶の誘惑を受けて大阪でストップ。一方、途中の船の中で石松は都田京子と偶然出会った。金刀比羅宮代参をし、一足先に到着した石松を待っていたのは黒駒に買収されたイモ会社四国物産の社長都田吉兵衛だった。黒駒のワナにかかって禁酒を破った石松は、都田の寝返りを怒って彼に鉄拳をふるってしまった。一大事の電話をうけて都田の家に駆けつけた長五郎を見て、吉兵衛の妻時子は首をかしげた。吉兵衛は長五郎を接待するということで家を空けていたのだった。吉兵衛は、事情を知った時子にさんざん油を絞られた。そして、時子と娘京子の口添えで、都田の芋は清水屋に売り渡されることになった。

●続サラリーマン清水港
酒造会社「清水屋」は、宿敵「黒駒醸造」と都市対抗野球の予選を争ったが、最終回に逆転敗けを喫してしまった。社長の長五郎、監督の大柾専務、応援団長の石松課長、工場長の小政らは、その夜、酒蔵「三州屋」でヤケ酒を呷ったが、その店に清水屋の特級酒「次郎長正宗」が置いてないことから、長五郎が主人の吉良仁吉と大喧嘩になってしまった。
後日改めて三州屋に営業を掛けようと、石松が京子を介して仁吉と交渉し、長五郎らが一席設けたが、取り付く島がない。それどころか仁吉は途中で座敷を抜け出し、黒駒の座敷に入っていった。くさった長五郎はその足で飲みに行ったバー・バタフライで、老舗酒屋「神戸屋」の若主人長吉とばったり会った。
長五郎は千代子に熱海まで呼び出され、浮き足立って出掛けてみたが、倒産寸前の神戸屋への融資まで頼まれてしまう。それどころか、そこには長吉も一緒に来ていて、千代子と長吉が婚約したと聞いてがっくり。そこに、折からの集中豪雨で清水の工場が水浸しという突発事故のため、清水屋は大騒ぎ。
神戸屋の借金は地元安濃徳銀行への返済金が五千万円、しかも、頭取を抱きこんで、神戸屋乗っ取りを企むのが黒駒醸造と聞いて、長五郎は長吉を助けぬわけにはいかない。復興作業にあらかた資金をはたいてしまった長五郎は、神戸屋救済まで手がまわらなくなってしまった。
長五郎と石松は関西へ向かった。列車の中で長五郎が大阪の支店訪問途中の仁吉と会い、神戸屋の状況を伝えると、神戸屋に長五郎と石松がついた時、三州屋の仁吉が後を追って来た。その五千万円をアッシが出そうというのである。長五郎はそれを断って安濃徳との会見に出掛けて行った。一方、宿の石松は妙子を追分に取られてしまうし、都田の娘京子との仲も誤解から絶交状態にあり、元気がない。しかし、そこへ追分からの説明で誤解の解けた京子が石松を訪ねて来た。石松と京子は一計をたてた。その晩、安濃徳との直接交渉で返済期日を延ばす交渉が不成功に終わってがっかりする長五郎に、石松は自分と京子が婚約したため、京子の叔父である仁吉によろしくと頭を下げて下さいと頼みこんだ。言われる通りに頭を下げた長五郎の前に、仁吉は五千万円の小切手をさし出した。すべては石松、京子が仕組んだ策略だった。翌朝、神戸屋に店の権利譲渡の調印を迫る黒駒と安濃徳の鼻先に、長五郎は逆転の小切手を叩きつけた。


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