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●続社長忍法帖
見事北海道万生会館建設の受注に成功した岩戸建設は、その功績により北海道出張所主任毛馬内を本社の営業課長に抜てきした。札幌の大仕事を終えたばかりの技術部長石川も、妻京子にベビー誕生で大忙し。そんな時、北海道のバー・まりものマダム澄江が上京し、「安い店を作ってくれ」と久太郎に談判した。泣き落された久太郎は、石川に設計図を頼むが、ベビー誕生で仕事より家庭を重んじるようになった石川は、つれない返事。久太郎は仕方なしに徹夜で大奮闘。見かねた妻登代美は、訳を知り石川の妻京子に注意した。このため石川は家庭をしめ出され、今度は仕事に猛ハッスル。
一方、富樫常務と忍法かぶれの間々田総務部長は、建設費5,200万円のこげつきの催促で甲賀商事社長を追跡中。久太郎も京都へ急行し、富樫と間々田に合流。富樫と間々田が忍法の秘術を尽くして、甲賀をやっと捕え、社長同士の会談が始まった。その結果甲賀は、京都に建てるホテルの建設をあっ旋するから自分の分の支払いを三カ月間待ってくれと言うのだ。
ただちに石川が、京都にとんだ。ところが、石川がホテルの設計士丹波の設計思想と態度が原因で丹波と大喧嘩を始めてしまった。久太郎は芸者玉菊との都おどりの約束のために滞在していた京都でこのことを知らされ、さっそく丹波のところへ謝りに出掛けたが、丹波のあまりの無礼さに遂に久太郎大声一喝。これでホテルの仕事を失った。責任を感じた石川は辞表を出し、会社に出てこなくなった。
そんなとき、4年前に岩戸建設が建てた関西デパートが火災を起こした。岩戸建設は、石川以下の献身的な努力で、大売出しの前日に約1ヶ月で復旧作業を完成させた。一方、京都でのホテル建設も施主が丹波の評判が良くないことを聞きつけ、設計士を差し替え、設計から施工までが岩戸建設に一任されることになった。
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